外務省 TICAD30周年行事「TICAD30年の歩みと展望」開催

令和5年8月26日(土)に東京・ホテルニューオータニでTICAD30周年行事「TICAD30年の歩みと展望」が開催されました。

外務省  TICAD30周年行事「TICAD30年の歩みと展望」開催
https://www.mofa.go.jp/mofaj/af/af1/page1_001793.html

EDU-Portニッポンでは、TICAD参加国・地域の人々の日本型教育に対する関心を高め、教育分野における海外展開を通じた関係強化を目的に、レセプション会場にブースを出展しました。

ブースではEDU-Portニッポンを紹介するポスターを掲示するとともに、令和4年度調査研究事業の実施機関である福井大学および公文教育研究会のアフリカでの取組を紹介するポスターを掲示、スライドショーを上映し、アフリカで事業を実施中の機関を紹介するチラシを配布しました。

レセプション会場にはパネルの前後に多くの参加者が訪れ、EDU-Portニッポンのブースも100人を超える訪問を受けました。来訪者の皆様は、日本型教育の海外展開を水平的で双方向の学びの機会として捉え、自らの教育活動を問い直し、多様な機関とのネットワークの中で日本の教育の国際化・質的向上に資するというEDU-Portニッポンの取組について説明を受け、大きな関心を持たれたようでした。特にアフリカの13カ国の駐日大使館から大使をはじめとする多くの外交官が来訪し、EDU-Portニッポンの取組みに加えて日本の教育制度や国費留学生制度などについて熱心に質問をされていました。

今回のブース出展により、プラットフォームメンバー機関の活動・取組みを、駐日大使館や日本の政府機関、教育関係以外の企業・団体など日ごろ接点の少ない皆様にも紹介することができました。今後のEDU-Portニッポンの活動の幅を広げる機会にしたいと考えます。

ブースに来訪いただいた皆様、またさまざまな形で出展にご協力いただきましたプラットフォームメンバー機関の皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。

【国立大学法人福井大学】
本学では、調査研究「福井型教育による学びの質的向上 日本・アフリカ域内協働展開事業」を実施しています。マラウイ、エチオピア、エジプト、南アフリカ、ウガンダにおいて、地域のなかで、①学校、②行政、③大学が連携し、持続的な研修制度の構築が行えるよう、授業研究を実施するとともに、アフリカ域内の専門職学習コミュニティ・ネットワークの構築と、その取組を通じた子どもの学びの質的向上を目指しています。今回は、現地での活動の様子を紹介致しました。
ブースを訪問された大使館関係者の皆様は「教育は重要なキーである」との意識をお持ちで、「アフリカ域内専門職学習コミュニティ・ネットワーク」への参加方法に関するご質問や、後日個別面談のご希望などをいただきました。また、本邦企業様からは本学の活動について「活動実施の際の先方政府の巻き込み方や、製品販売後のフォローアップなどの参考になる」とのコメントをいただくなど、本学としても新たな視点やご縁が得られる良い機会になりました。

【株式会社公文教育研究会】
南アフリカでの大人向け学習の調査事業(調査研究「習慣的数学学習による産業労働者の非認知能力向上とその効果測定」)と、ウガンダの遺児支援施設での学習支援事業(応援プロジェクト「ウガンダ共和国の遺児の支援施設での学力向上への貢献事業」)についてご紹介しました。南アフリカの事業については、本年7月より現地企業の従業員向けの学習が開始していることを実際のタブレットも用いてご説明し、ウガンダでの事業については、写真やチラシで子どもたちの学習の様子や寺子屋の教師の声を共有しました。
「大人の学習の機会が増え、力が付くことが証明されたらアフリカの未来が変わるかもしれない。意義深い活動だ」「教育機会が限られる子どもたちに学習の機会を届けられるのは素晴らしい」など、来場された方々より関心を寄せていただきました。

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