2020年9月16日
機関名 | オイスカジャカルタ幼稚園 |
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取組のタイトル | 日本人とインドネシア人教職員の協働を土台とした日本人幼稚園における学びと子育て支援の継続 |
実施地域(国・都市) | インドネシア(南ジャカルタ市) 及び 日本(東京都)ほか |
インドネシア現地当局のCOVID-19感染拡大防止措置により、当園は2020年3月13日の卒園式終了後から現在まで休園中です。園児の保護者は日本企業の駐在員であり、3月間末から4月にかけて園児家族の殆どは急遽、日本に一時帰国し大半は実家やウィークリーマンションで仮住まいをしている状況です。母子のみで一時帰国をした家庭も少なくありません。日本人教員とインドネシア人スタッフが協働し、オンラインとオフラインで園児の学びを保障し保護者の子育て支援も継続しています。
1. 園児を対象としたオンライン・オフラインの取り組み
- Zoom保育:
平日に Zoomで全学年合同保育を行い、土曜日には誕生会等の行事を行っている。小学校・幼稚園教諭を目指す学生も参加し園児にダンスや歌唱等を指導し、学生もオンラインでの指導法を学んでいる。また、日本人教員がZoomの活用法をインドネシア人スタッフに教え、インドネシア人スタッフは幼稚園のインター部でオンライン保育を開始している。 - 手紙のやりとり:
保育者が葉書、往復葉書、簡易書簡で園児に手書きの手紙を送っている。簡易書簡では朝顔の種を送り、園児は家庭で朝顔を育てながら発見した変化をZoomで共有し、学びを続けている。 - Zoomによる園児一人ひとりの関心に応じた探求活動:
園児一人と保育者がZoomを通して、園児の関心に応じて継続的に活動を展開している。ものを作ったり、対話によって考えを深めている。 - 動画配信:
月のカリキュラムに沿った動画を日本人保育者とインドネシア人スタッフで作成し、園児家庭に配信している。インドネシア人スタッフは、インドネシアの生活や遊びをテーマとした動画を担当している。
2. 園児と保護者を対象としたオンラインでの取り組み
- Zoomでのお菓子作り:
園児と園長が対話を通して作るお菓子を決め、買い物を含む準備を親子で行い、園長の指導のもと園児がお菓子作りに取り組む、数日間にわたる活動である。
3. 保護者を対象としたオンラインでの取り組み
- 子育て相談:
子育ての悩みを母親から園長が聞き、アドバイスをしながら子育てを支援している。 - おしゃべり会:
日本の各地に居住する保護者の親睦のため、園長がナビゲーターをし、Zoomでおしゃべり会を開催している。 - 講演会:
COVID-19のストレス・コーピングや絵本の選び方などをテーマに園長がZoomで講演を行っている。 - 「園だより」「子育てだより」の配布:
毎月、保育のねらいや幼稚園やジャカルタの市中の現況を記した「園だより」、園長の子育て応援エッセー「子育てだより」をメールで送信している。
URL・連絡先 | http://www.oisca-youchien.com/jakarta/index.aspx |
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