2018年9月10日〜14日に、ラオスの首都ビエンチャン市内で、ラオス最大の国際ファッションイベント「Lao fashion Week 2018」が開催されました。ASEAN、フランス、アメリカなど、約20カ国から参加者が集まり、大きな賑わいを見せました。
イベント内の障害者枠で、障害のあるスポーツ選手(児童生徒)たちが一流のモデルと共にランウェイを歩くという取り組みをADDP(注1)が企画(テーマは「スポーツ」)し、当法人は、ランウェイの歩き方、ポージング等の振付・演出として関わりました。当日は観客の大熱狂に包まれ、最後には皆スタンディングオベーションで、その成功を称えてくれました。ランウェイを歩いた1人が「昨日のことが脳裏に焼き付いて忘れられない。」と嬉しそうに語っていたのがとても印象的でした。
ランウェイを歩くための準備段階のワークショップから当日のパフォーマンスまでの一連の取り組みにより、日本では体育の中に「表現運動/ダンス」があるということをラオスの地域社会に印象付けることができました。自分とは異なる「からだや動きの個性」を積極的に価値づける「表現運動」は、インクルーシブ教育にとってきわめて有用かつ有効な領域であるということを今後もADDPと共に、ラオス社会に広く周知していきたいと思います。
注1:ラオスで障害者支援を行っているNPO法人 アジアの障害者活動を支援する会(ADDP)
以下のURLは、障がい者枠のファッションショーのインターネット記事です。
【The Laotian Times】
https://laotiantimes.com/2018/09/18/paralympic-ovation-laos-fashion-paralympics-2018/?fbclid=IwAR1cbjEFSUhN1ZY8YkxHNn4ahiAW2n7rRRWLcH167nYuH3B_proTVUp0cl4